不安障がいで外出できない・生活がつらい方へ|精神科訪問看護でできる支援

不安障がいで外出できないときは?自宅でできる対処法と精神科訪問看護の支援

「不安が強くて、一人で買い物に行けない」

「病院に行きたいけれど、外に出ようとすると怖くなる」

「家族が外出を嫌がるようになり、どう接すればよいか分からない」

このようなお悩みはありませんか?

不安障がい(不安症)では、不安や恐怖によって外出、人との交流、日常生活などが難しくなることがあります。

そんなとき、無理に行動を促すのではなく、何に困っているのかを整理し、適切な治療や支援につなげることが大切です。

今回は、自宅でできる工夫や、ご家族の接し方、精神科訪問看護でできる支援をご紹介します。

目次

不安が強くて外出できないとき、まず何をすればいい?

まずは、「外出できない理由」を具体的に整理することから始めましょう。

例えば、同じ「買い物に行けない」という状況でも、

  • 人混みが怖い
  • 外出先で動悸や息苦しさが出るのが不安
  • 人と話すことに強い緊張を感じる
  • 外出する前から、さまざまなことが心配になる

など、理由は人によって異なります。

どの場面で不安を感じるのか、どのような身体症状が出るのかを把握することは、医師への相談にも役立ちます。

自宅でできる3つの工夫

① 不安を感じる場面を記録する

「いつ・どこで・何が不安だったか」を簡単にメモします。

例えば、「スーパーに入る前に動悸がした」「電車の混雑を考えると外出をためらった」などです。

② 生活リズムを大きく崩さないようにする

不安によって外出が減ると、日中の活動量や睡眠リズムが変わることがあります。

起床や食事の時間など、無理のない範囲で生活のリズムを整えることも大切です。

③ 一人で解決しようとせず、医師に相談する

不安症には、認知行動療法や薬物療法などの治療方法があります。

外出を避け続けることで不安が維持される場合もありますが、自己判断で無理に苦手な場面へ挑戦する必要はありません。

医師などと相談し、状態に合った方法を考えましょう。

なお、強い胸痛や呼吸困難などが現れた場合は、不安による症状と決めつけず、速やかに医療機関へ相談してください。

家族はどう接すればいい?

ご家族としては、本人に元気になってほしいという思いから、

「少しくらい外に出た方がいいよ」

「そんなに心配しなくても大丈夫」

と声をかけることもあると思います。

しかし、ご本人にとっては、不安が強く、思うように行動できない場合があります。

まずは、何が怖いのか、どのようなことに困っているのかを聞いてみましょう。

例えば、「一人で買い物に行けない」という場合には、

「何が一番不安なの?」

「今、困っていることはある?」

と尋ねることで、本人の感じている負担を理解する手がかりになります。

一方で、不安を避けるためにご家族がすべての行動を代わりに行うことが、必ずしも良いとは限りません。

無理に行動させることも、すべてを代わりにすることもせず、専門職と相談しながら関わり方を考えることが大切です。

不安障がいの方に精神科訪問看護でできること

不安が強く、通院や日常生活に支障が出ている場合には、精神科訪問看護を利用できることがあります。

精神科訪問看護では、看護師などがご自宅を訪問し、療養生活を支援します。

例えば、次のような内容です。

不安や体調の変化を確認する

睡眠、食事、気分、身体症状などを確認し、不安が強くなる場面を一緒に整理します。

服薬や通院を支える

薬の飲み忘れや副作用への不安などを確認し、必要に応じて主治医や薬剤師と連携します。

生活上の困りごとを整理する

入浴や家事など、日常生活で難しくなっていることを確認し、負担の少ない方法を考えます。

ご家族の相談に対応する

本人への声のかけ方や日常生活での関わり方について、一緒に考えます。

訪問看護の役割は、不安症そのものを治療することではなく、主治医の治療方針に沿って、ご本人が自宅で安心して生活を続けられるよう支えることです。

作業療法士(OT)はどんな支援をする?

不安障がいのある方には、作業療法士(OT)が生活面から関わることもあります。

例えば、外出することに不安がある方の場合、作業療法士は、何が負担になっているのかを確認し、ご本人の希望に合わせて活動の進め方を考えます。

家事が難しい方なら、作業を小さな手順に分けたり、生活環境を調整したりする方法があります。

大切なのは、「外出できるようになる」「家事ができるようになる」といった目標を一方的に決めないことです。

ご本人がどのような生活を送りたいのかを確認し、体調や治療方針を踏まえて支援を考えます。

不安障がいでも精神科訪問看護を利用できる?

不安障がいのある方も、主治医が訪問看護を必要と判断し、制度上の要件を満たす場合には、利用できることがあります。

ただし、診断があるだけで必ず利用できるわけではありません。

「自分は対象になるのだろうか?」

「家から出られないけれど、相談できる?」

という場合は、主治医や訪問看護ステーションに相談してみてください。

ご家族からの事前相談も可能です。

藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町・海老名市・大和市・綾瀬市・座間市で精神科訪問看護をお探しの方へ

りすの訪問看護リハビリステーションでは、精神科訪問看護と作業療法士(OT)によるリハビリに対応しています。

不安によって外出や家事が難しくなっている方、服薬や通院に不安がある方、ご家族だけでは対応に悩んでいる方など、生活上のお困りごとについてご相談いただけます。

【湘南エリア】

藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町

電話:0466-96-0302

【県央エリア】

海老名市・大和市・綾瀬市・座間市

電話:0467-80-2826

ご本人・ご家族からの直接のご相談も受け付けています。


監修者

阿南 光一(看護師)

りすの訪問看護リハビリステーション

林 理玉(作業療法士)

りすの訪問看護リハビリステーション

参考情報

・厚生労働省「不安障害」

・国立精神・神経医療研究センター「こころの情報サイト」

運営:りすの訪問看護リハビリステーション

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